39アートin向島

8.「KAGEROU」高木佑輔写真展/Reminders Photography Stronghold

日時:3月3日(土)-21日(水祝) 13:00-19:00 無休、■オープニング 3日(土) 16:00-

場所:Reminders Photography Stronghold ギャラリー/東向島2-38-5 MAP [H]

参加費:

予約:

WEB:http://reminders-project.org/

連絡先:stronghold[at]reminders-project.org

 

高木佑輔写真展
『Kagerou』

原発事故後、まるで蜃気楼が立ち昇っているかのように、東京の風景が歪んで見えたのを覚えている。初めての経験で戸惑ったけど、いま思うと未曾有の事故を前にして、現実を受け入れられなかったのだと思う。

2年後の春、玉のような息子が誕生した。スクスク育っている息子の笑顔を見ると複雑な気持ちになってしまう。
天真爛漫さは僕を心底癒してくれる。
それと同時に、原発事故後に産まれた息子の将来を思うと、申し訳ない気持ちになってしまう。
かあちゃんのお腹の中にいる時から浴びている放射線が、どんな作用をするのか全く予期できない。
やるせなさと、行き場のない怒りは僕を徐々に消耗させていく。

それでも人生は続く。政治や運命に翻弄されようとも、東京であれ、横浜であれ、福島であれ。ならば僕は一人の人間として、父親として、そして縁あって福島の人々と出逢った者として、生きていた証を写真に刻み込みたかった。
そんなささやかな抵抗をすることで、なんとかバランスを保っていたのかもしれない。

高木佑輔プロフィール

1979年東京生まれ、横浜市在住。
明治学院大学社会学部社会学科卒業後、2005年からフリーランスの写真家として活動を開始し、辺境に生きる人々の人権を主なテーマとして、アジア・アフリカを取材。2011年の東日本大震災を機に日本社会をテーマとし、福島第一原子力発電所事故後の福島の人と風景を継続的に撮影している。原発事故から二年後に授かった息子と共に生きる世界とに向き合おうと、写真集プロジェクト『Kagerou』に着手し、現在は日本文化の起源や依存症のプロジェクトを進行中。

主な受賞歴
Human Rights Award in FCCT/OnAsia PHOTO CONTEST 2010(タイ)
KL INTERNATIONAL PHOTOAWARDS 2012 Portrait Category Finalist(マレーシア)
2017 FUAM Istanbul Photobook Dummy Award Special Prize(トルコ)。

主な展示
2010年 “The Prison Called Burma”/FCCT
2012年 ”Abandoned”/Zen Foto Gallery

2017年度 FUAM Istanbul Photobook Dummy Award で特別賞を受賞した同作はAKINA BOOKSから3月に写真集が刊行され、写真展の開催期間中に予約受付・販売予定です。

高木佑輔 写真集「Kagerou」AKINA BOOKS版:ご注文受付開始

会期: 2018年3月3日(土)~ 3月21日(水・祝日)
期間中無休 午後1時~午後7時、入場無料 )
オープニング当日3月3日(土)のみ午後6時オープン

アーティストトークおよびレセプション
2018年3月3日(土) 午後6時~ (参加費無料)
その他、会期中にイベントを予定しています。

Reminders Photography Stronghold ギャラリー
〒131-0032 東京都墨田区東向島2-38-5
半蔵門線(曳舟駅)·浅草線(京成曳舟駅)徒歩5分
アクセスマップはこちらをご確認ください。
http://reminders-project.org/rps/map/

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記録写真